井手伸介さん(29)
主な栽培物(ミカン・デコポン・伊予柑・甘夏)
Q. どうして農業をしようと思ったのですか?
A. 小学校4年生のときに母から読んでもらったお客様から頂いた手紙がきっかけです。
家業という事もあり、親が乗っている農業機械に自分も乗りたいと憧れたのも理由の一つです。
これからも自分で作り、自分で値段を決めて、自分で売るというお客様・生産者の顔が見えるような農業をしたいと思っています。
Q. 1日のスケジュールを教えてください!
A. 普段は8:00~12:00、13:00〜17:00ぐらいまで作業しています。
しかし夏の間は日中暑さが凄くて、効率低下・健康面での不安もある為、サマータイムを導入し、朝の早い時間と夕方の暑さが和らいだ時間を利用して作業しています。
Q. 農作業の中で特に好きな作業や大変な作業ってありますか?
A. 好きな作業はやっぱり“収穫”ですね。大変な作業については農業が好きだから大変、嫌と思う事は無いけど、農薬散布は暑い中、カッパを着るので大変かもしれないですね。
Q. やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
A. やはりそれはお客様の喜びの声を聞く時です。リピートしてくださる方などの反応を聞いたときにもやりがいを感じます。
Q. わが子(作物)自慢をお願いします。
A. うちのは蒲鉾工場で作った肥料を使い、収穫タイミングなどを徹底管理して育てています。
なので、完全完熟のもっとも美味しく食べられるタイミングでお客様に提供出来ます。完熟は格別に美味しいですよ!
Q. 好きな農作物や、栽培に挑戦してみたい農作物ってありますか?
A. スイカが好きですね。育てたいのは“ライム”です。長崎の環境では難しいのですが、いつか取り組んでみたいです。
Q. 最後に現在の長崎の農業について、問題点はありますか?あれば教えてください。
A. 一番は後継者問題です。独立型若手農業者のビジネスモデルが無い為、農業をビジネスとして捉えきれない、捉えるのが難しいから若い人が興味を持てないのかもしれません。
自分がそんな農業ビジネスモデルになって、農業のイメージアップ、農業者の底上げを行っていければと考えています。
ご協力ありがとうございました!