nag web|若手農業者のご紹介|森浩紀さん

森浩紀さん(25)

主な栽培物(蜜柑・巨峰・大根・インゲン・安納芋・白菜)

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Q. どうして農業をしようと思ったのですか?

A. 昔からものを作るのが好きでした。農業のほか鉄鋼業にも興味がありましたが、実家が農家ということもあり、農業をしようと決めました。

Q. 1日のスケジュールを教えてください!

A. 5:30起床。今はみかんの出荷時期なので18:00まで収穫をしています。
12:00〜13:00は昼休み。暗くなってしまうと畑作業はできないので、きりが良いところで作業を終われるように、日が傾きはじめたら片付けをしながら作業を続けます。夜はみかんを階級別に選別します。
1人で1日30コンテナ分(1コンテナ=20kgほど)のみかんを収穫します。

Q. 農作業の中で特に好きな作業や大変な作業ってありますか?

A.「今日はこっちの葉が伸びてきたな」とか、野菜や果物が日々成長していく様子を見てまわる時間が好きです。毎日見ていると愛情が湧きます。

Q. やりがいを感じるときを教えてください?

A. 販売中です。特に、お客さんがお店を通してではなく、直にここまで買いに来てくださったとき。同じみかん農家さんが買いに来てくれたりもするんですよ。

Q. 好きな野菜・嫌いな野菜はありますか?

A.好きな野菜はとうもろこしです。自分でも栽培しています。茹でて食べるのが好きですね。嫌いな野菜はありません。

Q. 挑戦してみたい農作物はありますか?

A. 農業大学在籍中に学校で育てた梨が美味しかったので、梨を作ってみたいです。
また、米はいつか必ず作ろうと決めています。
以前は米を作っていましたが、今は水田を潰してぶどうを作っています。もう一度、米を作りたいです。

Q. わが子(作物)自慢をお願いします。

A. みかんは12月頃に収穫のピークを迎えるのですが、昨年12月に雹が降りました。雪も積もり、斜面や畑の周りは立って歩けない状態でした。収穫前に実や葉が傷ついてしまったので、収穫量は例年の10トンから4トンほどに減ってしまったのですが、それでもめげずに頑張ってくれているところが自慢です。葉が少なくなってしまったので今年も影響は続いていますが、少しずつ回復してくれて、今年は去年より多く収穫できそうです。

Q. 農家をしていなかったら何になっていたと思いますか?

A. 鉄鋼や大工など…。ものを作ることが好きなので、生産業です。

Q. 最後に現在の長崎の農業について、問題点はありますか?あれば教えてください。

A. 高齢化と、傾斜地が多いということではないでしょうか。
平坦な土地と違い、斜面は慣れていないと収穫物を運ぶ作業ひとつにしても、足が滑ったり効率が悪いです。
長崎の農家が所有する耕作地は全国的に見ても狭く、そのうえ斜面が多いので、新しく農業を始めたいと考えている人達が入ってくることも難しいし、足腰の弱い高齢者は畑を縮小したり農業を辞めてしまいます。

ご協力ありがとうございました!

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